コンサル業界で料金非公開が多いのは工数が読みにくい業種だからです
宿泊業界向けに限らず、コンサルティング業界では「料金は要問い合わせ」という表記が一般的です。
この記事は、なぜ料金非公開が業界慣行になっているのかを、施設側にとっての事情も含めて公平に整理し、緑 web studioが月額15万円を公開している理由をお伝えするものです。
旅館・ホテルの経営者・女将・後継ぎの方で、見積もりを取る前に業界の背景を知っておきたい方に向けた内容です。
業界が料金非公開にする理由は施設ごとの工数差にあります
料金非公開が多い最大の理由は、施設ごとに必要な工数が大きく変わる業種だからです。
客室数、稼働率、OTA(オンライン旅行代理店。楽天トラベルやじゃらんなど宿泊予約サイトの総称)の契約数、過去のデータ整備状況によって、同じ「Webコンサル」でも作業量は数倍単位で変わり得ます。
個別見積もりにすることで、施設の実情に合わない金額を提示するリスクを避けられる面があり、これは業界として一定の合理性を持った慣行だと言えます。
また、料金を公開すると、他社との単純な金額比較の対象になりやすいという事情もあります。
支援内容が会社ごとに異なる中で、金額だけが独り歩きすることを避けたいという考え方も、非公開を選ぶ理由の一つです。
非公開が宿側にもたらす不安は「比較しづらさ」です
宿側から見ると、料金非公開には比較検討がしづらいという不安が伴います。
複数社に問い合わせて初めて金額の相場感がつかめるため、検討に時間がかかります。
さらに、見積もりを取るという行為自体に心理的なハードルを感じ、そもそも問い合わせをためらう経営者・女将も少なくありません。
特に日々の現場対応で手一杯な小規模旅館では、「まず概算だけでも知りたい」というニーズが、非公開の慣行によって満たされにくい状況があります。
問い合わせをためらう理由には、金額を尋ねること自体が営業を受ける入口になってしまうのではないかという警戒感も含まれます。
特に、これまでWeb関連の会社とやり取りした経験が少ない宿ほど、この心理的なハードルは高くなりがちです。
結果として、本来は相場に合う支援内容であっても、問い合わせに至る前の段階で候補から外れてしまうケースが起きます。
緑 web studioが公開に踏み切った理由
緑 web studioでは、月額15万円・契約縛りなし・最短1ヶ月からという条件を公開しています。
公開に踏み切った理由は、問い合わせる前の段階で、自施設に合うかどうかを経営者・女将自身が判断できるようにしたいと考えたためです。
日次の料金提案・週次レポート・月次会議という三層運用の中身も、コンサルティングの詳細ページですべて公開しています。
料金非公開にも合理性がある一方で、宿側の「まず概算を知りたい」というニーズに応える選択肢があってもよいという考えのもとで、この公開という方針を選びました。
どちらが正しいというより、施設側が比較検討しやすい情報の出し方を選んだ結果です。
日次の料金提案で使うレベニューツールや、
口コミを13の視点で分類する口コミ分析ツールについても、追加費用の有無を含めて公開しています。
規模が違っても一定額でお受けできる理由
冒頭で「施設ごとに工数が変わるから非公開になる」とお伝えしました。
ではなぜ緑 web studioは一定額でお受けできるのか、その理由もお伝えしておきます。
一つは、担当が代表一人であることです。
見積もりの工数が読みにくくなる要因の多くは、担当者を何人つけるか、社内で何段階の確認を通すかという体制側の事情にあります。
一人で最初から最後まで担当する形なら、その変動要因がありません。
もう一つは、これまでの経験の幅です。
一棟貸しの小さな宿から300室規模の施設まで、規模の異なる宿泊施設を担当してきました。
たとえば、岐阜県の8室の隠れ宿では平均宿泊単価が6,000円上がり、県内主要都市の100室のリゾートホテルでは稼働率が14.4%向上して売上が2.15倍になりました。
京都府の20室の旅館では平日稼働率が15pt上がり、山形県の22室の温泉宿ではプランを3本に絞ることで予約転換率が25%上がっています。
規模もエリアも違いますが、いずれも同じ月額でお受けしています。
※上記はいずれも個別施設の実績です(自社集計)。成果はご施設の状況・市場環境により異なり、同様の結果を保証するものではありません。
規模が変わっても、見るべき数字と打ち手の順番そのものは大きく変わりません。
競合の価格と自社の売れ行きを突き合わせ、料金とプランを調整し、口コミで評価を積み上げる。
この流れは共通していて、変わるのは扱うデータの量と、意思決定の速さです。
そこはレベニューツールや口コミ分析ツールといった自社ツールで吸収しているため、施設規模がそのまま作業時間に跳ね返る構造になっていません。
だからこそ、規模ごとに金額を積み上げるのではなく、月額15万円という一つの金額でお受けしています。
実際の運用事例は事例・ノウハウのページでも紹介しています。
料金公開のメリット・デメリット
料金公開には良い面と課題になり得る面の両方があります。
下の表に整理しました。
| 観点 | メリット | デメリット・課題 |
|---|---|---|
| 宿側の検討 | 問い合わせ前に概算比較ができる | 施設ごとの個別事情が金額に反映されにくい |
| 会社側の営業 | 相場感が合う施設からの問い合わせが増える | 金額だけで比較され、内容を見てもらえないことがある |
| 信頼形成 | 情報を隠していない印象を持たれやすい | 価格改定のたびに公開情報の更新が必要 |
料金を公開すると、施設ごとの個別事情が金額に反映されにくくなるという課題は実際にあります。
一律の金額で対応が難しい大規模施設や特殊な条件の宿には、別途相談という形を取らざるを得ない場合もあります。
一方で、金額を見てから問い合わせてもらえるため、相場感が合わない段階での行き違いは減らせます。
料金公開・非公開のどちらにも一長一短があり、宿側は自分がどちらの情報の出し方を求めているかを基準に会社を選ぶとよいと考えています。
よくある質問
Q1. 料金非公開のコンサル会社は信頼できないということですか?
A. いいえ、そうではありません。
施設ごとに工数が変わりやすい業種であるため、非公開にも一定の合理性があります。
見積もり前に「月額に含まれる作業範囲」を確認することが重要です。
Q2. なぜ多くのコンサル会社は料金を公開しないのですか?
A. 客室数や稼働率、OTAの契約数などによって必要な工数が施設ごとに大きく変わるためです。
個別見積もりにすることで、実情に合わない金額提示を避けている面があります。
Q3. 料金を公開している会社を選ぶメリットは何ですか?
A. 問い合わせる前に自施設の予算感と合うかどうかを判断できる点です。比較検討にかかる時間を減らせます。
Q4. 緑 web studioはなぜ月額15万円を公開しているのですか?
A. 問い合わせる前の段階で、経営者・女将自身が自施設に合うかどうかを判断できるようにしたいと考えたためです。三層運用の中身も含めて公開しています。
まずは無料でご相談ください
緑 web studioは旅館・ホテル専門のWebコンサルティング会社です。
月額15万円・契約縛りなしで、日次の料金提案・週次レポート・月次会議の三層運用サイクルをご提供しています。
30分の無料オンライン相談と、通常3,000円の予約データ診断を無料でお受けしています(診断後にご契約を強要することはありません)。